プラスチック成形になるには
別名: プラスチック圧縮成形工, プラスチック射出成形工, プラスチック押出成形工, プラスチック積層成形工, プラスチック手造り成形工, プラスチック熱成形工, プラスチック発泡成形工, プラスチックブロー成形工, プラスチックロール圧延工, 原料プラスチック加工設備オペレーター, プラスチック研磨設備オペレーター, プラスチック裁断設備オペレーター, プラスチック成形設備オペレーター, プラスチック製品製造設備オペレーター, プラスチック接合設備オペレーター, プラスチック切削設備オペレーター
プラスチックに熱を加えて成形機で成形し、さまざまな製品を作る。
仕事内容
プラスチックは石油から作られるポリマーを材料として作られ、産業資材から日用品まで非常に広く利用されている。プラスチックに熱や圧力を加えることで形を自由に変えられるという性質を利用して成形機でさまざまな製品を作り出すのがプラスチック成形の仕事である。
基本的な仕事は、材料を成形機に投入し加熱溶融したものを金型などで成形した後、冷却、凝固させ製品にすることである。
プラスチック成形には、圧縮、射出、押し出し、ブロー、真空、発泡、インフレーションなどの成形法があり、作る製品によってそれぞれ異なる成形機を使用することになる。
一般的な作業手順は、まず、作る製品に必要な金型を成形機に取り付ける。材料を成形機に投入し、温度や圧力、速度などの成形条件を成形機にセットし、試運転する。指示どおりの製品ができるように調整し終えると、その後は連続運転により成形を続け、時々材料を補給する。通常は安定して生産を続けられるが、途中で条件が変化すると不良品になる恐れがあるため、機械の監視を続け、必要に応じて成形条件を修正する。成形が終わったら金型から製品を取り出し、形状、寸法が正しいか検査し、仕上げ工程や箱詰め工程へ送る。
現在では、成形の工程は自動化が進んでいる。それに伴い、仕事は機械の監視が中心になっているが、それにはプラスチック成形の基本的な技術と知識が不可欠である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
成形機、金型
主な業務
- 試作品を作るためにプラスチック材料を選定する。
- 試作品を制作し、不具合を調べて量産できるように条件を検討する。
- 成形機のプレスベッドに金型やその他の装備品を置いて固定し、接続ラインを取り付ける。
- 打ち抜き型を機械に取り付けるか、打ち抜き皮を圧縮して離型剤で覆う。
- 温度や圧力、溶けた材料の射出速度などの成形条件を決定するために仕様書を確認する。
- 成形条件を成形機にセットし、仕様どおりに製造できるように試運転して調節する。
- 処方に従って、へらと混合装置を使用して、触媒、熱可塑材料、着色料を混合する。
- 連続運転の成形機に材料を補充する。
- 製品の成形を行う機械を操作し、機械の運転状態を監視して調整する。
- 手動工具とエアホースを使用して、打ち抜き型や金型から加工品を取り外す。
- 製品の表面や寸法の欠陥を計測器を使用して測定する。
- ナイフを使用して部品から余分な材料を取り除く。
- 製品の個数を重さで計算し、袋または箱に梱包する。
- スクラッププラスチックを再利用するために研削して粉にする。
- 成形用ロボットのプログラムを作成する。
- 機械と付属装置を保守、点検する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、機械や電気、化学などの知識があると有利である。中途採用もみられる。
最初は、仕上げや包装工程などの作業を担当した後、成形工程で材料の補給作業などをしながら、成形条件の設定の仕方を学ぶ。成形機の機能や材料の種類、金型の扱い方などを覚えて、自分で設定して様々な製品を作れるようになるには数年の経験が必要である。
関連資格としては厚生労働省の定める技能検定の「プラスチック成形技能士」などがある。材料、機械、成形技術の分野で技術革新が急速に進んでいるため、先輩の指導を受けたり、情報収集するなど、自分の技能や技術を向上させる姿勢が求められる。
この仕事で働く人は、高卒または大卒の人が多いと答えています。 job tag がそれぞれの職業で働く人に行った調査(複数回答)によるものです。働く人の実感を示すもので、それぞれの学歴の人の割合ではありません。
就き方
- 専門学校・短大・高専・技能検定: 技能検定 job tag がこの仕事に挙げている技能士の等級:特級プラスチック成形技能士、1級プラスチック成形技能士、2級プラスチック成形技能士、3級プラスチック成形技能士、1級強化プラスチック成形技能士、2級強化プラスチック成形技能士。技能検定は職業能力開発促進法に基づく国家検定です。
給与 · 求人の状況 · AIとこの職業
- 平均年収:¥4,582,400 民間企業だけ(常用労働者10人以上の事業所)の数値です。公立学校の教員や警察官などの公務員は含まれません。
- 月の所定内給与(残業代と賞与を除く):中央値は¥259,300で、中間の半数の人は月¥211,600〜¥323,100です。
- 賃金構造基本統計調査の職種「ゴム・プラスチック製品製造従事者」の数値です
- ハローワークの有効求人倍率は1.70倍です(2025年)。 将来の予測ではなく、いまの求人の状況を示す数値です。ハローワークに登録された求人と求職者だけを数えたもので、大卒や専門職の採用の多くはハローワークを通りません。
- 国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
労働条件の特徴
プラスチック製品の製造工場は全国にあるが、関東・近畿・中京地区の大都市やその周辺に多い。
プラスチック製品メーカーのほかに、テレビや家電などの電気機械、時計やカメラなどの精密機械、自動車部品、玩具などのメーカーでも働いている。
プラスチック製品製造工場では、生産効率を上げるため機械の連続運転が行われているケースが多く、この場合勤務形態は3交替制がとられる。
プラスチック製品の製造業は、生産工場の海外移転や、生産工程の自動化、ロボットの利用などの省力化が進められている。また、環境問題への対応として、近年はストローなどのプラスチック製品の廃止等を進める動きがあり、業界全体でも対応を求められ、生分解性プラスチックを用いるなどの動きも見られる。
関連する職業
よくある質問
プラスチック成形になるにはどうすればいいですか?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、機械や電気、化学などの知識があると有利である。中途採用もみられる。
日本でのプラスチック成形の収入はどのくらいですか?
民間企業での平均年収は、賞与を含めて¥4,582,400です(厚生労働省)。 この数値は、いくつかの職業を含む賃金構造基本統計調査の職種「ゴム・プラスチック製品製造従事者」のものです。
プラスチック成形になるには学位が必要ですか?
通常は必要ありません。この職業が属する国勢調査の職業分類で大卒以上の人は13%にとどまります。主な就き方:技能検定。
AIによってプラスチック成形の仕事は変わりますか?
国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和7年、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 総務省統計局「令和2年国勢調査」抽出詳細集計、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)職業情報データベース ダウンロードデータ(解説系 ver.7.01、簡易版数値系 ver.7.00)、職業情報提供サイト(job tag)、2026年10月4日取得
- International Labour Organization, Generative AI and Jobs: A Refined Global Index of Occupational Exposure (ILO Working Paper 140, Gmyrek et al.)(ILO Working Paper 140, May 2025, Annex Table A1)、CC BY 4.0、2026年10月4日取得
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ(IPD_DL_description_7_01.xlsx)ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ(IPD_DL_numeric_7_00.xlsx)ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工して作成
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を加工して作成
出典:文部科学省「令和7年度学校基本調査」を加工して作成
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」を加工して作成
出典:総務省「日本標準職業分類(平成21年12月告示)」
2026年10月4日更新
