フラワーデザイナーになるには
ディスプレイ用やプレゼントに使われる、生花を中心とした装飾作品を制作する。
仕事内容
具体的には、店舗やイベント会場などのディスプレイを生花で装飾する。また、結婚式会場の装花や花嫁のブーケや髪飾りを制作することもある。フラワーショップなどで希望する商品を予算内でアレンジすることもある。フラワーデザインのスクールで趣味でフラワーアレンジメントを楽しむ人に教えたり、デザイナーの育成を行うこともある。
ディスプレイを行うデザイナーの場合は、依頼を受け、完成予想図をプレゼンテーションし、制作する。フラワーデザイン以外の部分はディスプレイ制作会社に依頼することが多いため、そのような会社との共同作業となる。
フラワーショップのデザイナーの場合は、お客の要望にあった花束やアレンジメントを作る。お客を待たせて作ることが多いため、スピードが要求される。生花の仕入れ、管理、販売なども行う。
フラワーデザインの講師の場合は、花の扱い方だけではなく、色彩、流行、ファッション等の幅広い知識が求められる。生徒に対して花の魅力を的確に伝える技術も必要とされる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、花鋏、ワイヤー、グルーガン
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、農業高校や園芸高校、専門学校のフラワーデザイン科などで専門的な知識や技能を身につける場合が多い。未経験から目指すには、フラワーショップのアルバイトからはじめる方法もある。
趣味でフラワーデザインをする人は多いが、実際に職業として続けていくためには、多くの経験と技術を身につけることが必要とされる。フラワーショップなどで経験を積み、フラワーショップを開業、フリーランスのフラワーデザイナーとして独立していく人もいる。
関連資格としては、厚生労働省の定める技能検定の「フラワー装飾技能士」や、関係団体の認定する資格がある。
大手のフラワーショップなどを除き、新規学卒の採用はほとんど行われていない。フラワーショップのスタッフやスクールの講師アシスタントなどを中心に中途採用が行われている。
花を扱う職場のため華やかなイメージがあるが、花によってそれぞれ異なる扱い方が求められ、水揚げの処理や手入れの方法など地道な作業も多い。フラワーショップでの仕事には、花と水の入った重いバケツを運ぶ、注文を受けた商品を車に積んで配達するなど、体力を要する仕事もある。薬品などの取り扱い方法なども学ぶ必要がある。また、花だけが相手ではなく、顧客の要望を的確に聞き、予算内で提案するなど経験や高いコミュニケーションスキルも必要となる。
この仕事で働く人は、高卒または大卒の人が多いと答えています。 job tag がそれぞれの職業で働く人に行った調査(複数回答)によるものです。働く人の実感を示すもので、それぞれの学歴の人の割合ではありません。
就き方
- 専門学校・短大・高専・技能検定: 技能検定 job tag がこの仕事に挙げている技能士の等級:フラワー装飾技能士。技能検定は職業能力開発促進法に基づく国家検定です。
給与 · 求人の状況 · AIとこの職業
- 平均年収:¥5,395,800 民間企業だけ(常用労働者10人以上の事業所)の数値です。公立学校の教員や警察官などの公務員は含まれません。
- 月の所定内給与(残業代と賞与を除く):中央値は¥326,500で、中間の半数の人は月¥266,100〜¥421,500です。
- 賃金構造基本統計調査の職種「デザイナー」の数値です
- ハローワークの有効求人倍率は0.17倍です(2025年)。 将来の予測ではなく、いまの求人の状況を示す数値です。ハローワークに登録された求人と求職者だけを数えたもので、大卒や専門職の採用の多くはハローワークを通りません。
- 国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
労働条件の特徴
就業場所は全国にわたるが、都市部で働いている人の割合が高い。フラワーデザイナーが所属する大規模なフラワーショップの数は限られている。
就業者の男女比では、女性の割合が高いが、近年男性の活躍もみられる。
雇用形態や賃金形態等の労働条件は、勤務先により様々である。フラワーショップに勤務する場合には週休二日が一般的である。しかし、土日もオープンしているショップが多く、休みは交代で取る。勤務時間も、ショップの営業時間に合わせてシフト制で勤務することが多い。5月~6月などは母の日や結婚式が多い繁忙期のため、週末は夜間まで残業することもある。ディスプレイのデザイナーの場合は、百貨店等の閉店から開店までの間に作業をすることが多い。
生活に潤いを与えるという観点から、花や緑に対する関心が高まり、マスコミ等にも登場する有名デザイナーもいるなど、フラワーデザイナーの活躍の場が広がっている。結婚式やパーティーなどのイベントには、花は必要不可欠な存在であり、今後も一定の需要が見込まれるものと思われる。また、店舗を持たずにインターネット通販サイトでアレンジメントされた花を販売するなど、販売経路も多様化している。
関連する職業
よくある質問
フラワーデザイナーになるにはどうすればいいですか?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、農業高校や園芸高校、専門学校のフラワーデザイン科などで専門的な知識や技能を身につける場合が多い。未経験から目指すには、フラワーショップのアルバイトからはじめる方法もある。
日本でのフラワーデザイナーの収入はどのくらいですか?
民間企業での平均年収は、賞与を含めて¥5,395,800です(厚生労働省)。 この数値は、いくつかの職業を含む賃金構造基本統計調査の職種「デザイナー」のものです。
フラワーデザイナーになるには学位が必要ですか?
必ずしも必要ではありません。この職業が属する国勢調査の職業分類では、働く人の46%が大卒以上です。主な就き方:技能検定。
AIによってフラワーデザイナーの仕事は変わりますか?
国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和7年、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 総務省統計局「令和2年国勢調査」抽出詳細集計、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)職業情報データベース ダウンロードデータ(解説系 ver.7.01、簡易版数値系 ver.7.00)、職業情報提供サイト(job tag)、2026年10月4日取得
- International Labour Organization, Generative AI and Jobs: A Refined Global Index of Occupational Exposure (ILO Working Paper 140, Gmyrek et al.)(ILO Working Paper 140, May 2025, Annex Table A1)、CC BY 4.0、2026年10月4日取得
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ(IPD_DL_description_7_01.xlsx)ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ(IPD_DL_numeric_7_00.xlsx)ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工して作成
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を加工して作成
出典:文部科学省「令和7年度学校基本調査」を加工して作成
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」を加工して作成
出典:総務省「日本標準職業分類(平成21年12月告示)」
2026年10月4日更新
