ジュエリーデザイナーになるには
別名: アクセサリーデザイナー
指輪、ネックレス、ブローチ、イヤリングなど、「身を飾る装身具」をデザインする。
仕事内容
ジュエリーデザイナーには、貴金属や宝石にとらわれず、あらゆる素材を使用してジュエリーをデザインするデザイナーと、宝石やプラチナ、金・銀といった貴金属などの素材を使用して、ジュエリーをデザインするデザイナーがいる。
前者は主にデザインから製作までを個人で行い、個展などで作品を発表し、販売している場合が多い。
後者には、ジュエリーを製作したり、販売する会社に勤めて流行やニーズに合わせたジュエリーをデザインする企業内デザイナーと、独立して、企業にジュエリーのデザインを供給しているフリーランスのデザイナーがいる。また、会社を興し、自分でデザインしたジュエリーを自社で製作し販売まで行っている自営のデザイナーもいる。
企業内デザイナー、フリーランスデザイナーは、まず商品開発にあたり何をどのような対象に向けてデザインするかを打ち合わせ、デザインを考える。デザインが決まると、製作者と打ち合わせ、製品が完成するまでを監修する。フリーランスのデザイナーの中にはデザインだけではなく製品を完成させて、それを企業に販売している人もいる。会社を経営し、自分のデザインを製作、販売しているデザイナーの場合は、デザインから、製作の監修、コスト計算、在庫管理、販売などの業務を行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
CADソフト、パソコン、工具(手動工具、電動工具)
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ジュエリーの専門学校で専門知識を学んだり、大学等で美術、金工等を学んでいる場合が一般的である。独学で学ぶこともある。
企業に就職してデザインの経験を積み、その後独立し開業する場合がある。学校卒業後、企業に就職せずに、自身で活動し経験を重ねていく場合もある。日本だけではなく、世界的なデザインコンテストが多種あり、登竜門として新人に門戸を開いている。これに応募し、入選・入賞を重ねたり、個人で個展等を開くことが、実績の評価に繋がる。
関連資格としては、厚生労働省の定める技能検定の「貴金属装身具製作技能士」がある。
デザインだけを行い製作は他者に委ねる場合と、デザインから製作までを行う場合があるが、いずれにしても製作に関する知識や使用する材料(金属、宝石)の特性に関する知識が必要である。デザイン画は手書きも多いが、CADを使用したデザインソフトで行う場合もある。常に新しいデザインや消費者の好みの動きに気を配り、豊かで独創的な発想力を高めていくことが求められる。
この仕事で働く人は、大卒の人が多いと答えています。 job tag がそれぞれの職業で働く人に行った調査(複数回答)によるものです。働く人の実感を示すもので、それぞれの学歴の人の割合ではありません。
就き方
- 専門学校・短大・高専・技能検定: 技能検定 job tag がこの仕事に挙げている技能士の等級:貴金属装身具製作技能士。技能検定は職業能力開発促進法に基づく国家検定です。; 専門学校:デザイン(文化・教養関係) 専修学校の「デザイン」の課程は、2024年度の卒業生が8,573人で、そのうち3,712人が関連分野に就職しました(令和7年度学校基本調査 第237表)。課程と職業の対応付けは Peernovo によるものです。
給与 · 求人の状況 · AIとこの職業
- 平均年収:¥5,395,800 民間企業だけ(常用労働者10人以上の事業所)の数値です。公立学校の教員や警察官などの公務員は含まれません。
- 月の所定内給与(残業代と賞与を除く):中央値は¥326,500で、中間の半数の人は月¥266,100〜¥421,500です。
- 賃金構造基本統計調査の職種「デザイナー」の数値です
- ハローワークの有効求人倍率は0.17倍です(2025年)。 将来の予測ではなく、いまの求人の状況を示す数値です。ハローワークに登録された求人と求職者だけを数えたもので、大卒や専門職の採用の多くはハローワークを通りません。
- 国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
労働条件の特徴
企業内デザイナーは、都市部か、山梨県など地場産業でジュエリーに関わりのある地域で勤務する場合が多い。企業に就職するのでなければ、全国どこででも仕事をすることができる。
労働時間は、企業内デザイナーの場合は勤務先の規定による。時期によっては、残業時間が多くなることもある。フリーランスのデザイナーの場合は、デザインの締め切り間近、又は仕事が集中した時とそうでない時で、就労時間が不規則になる場合もある。販売までを業務としているデザイナーは、販売地域が広範囲の場合は出張が多くなり、時間も不規則になる場合が多い。
年齢層は企業内のアシスタントクラスの20歳代から、キャリアを積んだデザイナーでは高齢期になっても活躍している人もいるなど幅広い。
近年、企業内デザイナーの需要は減少する傾向にある。フリーランスや自営の場合は、キャリアや知名度によって仕事量の差が大きい。
関連する職業
よくある質問
ジュエリーデザイナーになるにはどうすればいいですか?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ジュエリーの専門学校で専門知識を学んだり、大学等で美術、金工等を学んでいる場合が一般的である。独学で学ぶこともある。
日本でのジュエリーデザイナーの収入はどのくらいですか?
民間企業での平均年収は、賞与を含めて¥5,395,800です(厚生労働省)。 この数値は、いくつかの職業を含む賃金構造基本統計調査の職種「デザイナー」のものです。
ジュエリーデザイナーになるには学位が必要ですか?
必ずしも必要ではありません。この職業が属する国勢調査の職業分類では、働く人の46%が大卒以上です。主な就き方:技能検定、専門学校:デザイン(文化・教養関係)。
AIによってジュエリーデザイナーの仕事は変わりますか?
国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
出典
- 総務省統計局「令和2年国勢調査」抽出詳細集計、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)職業情報データベース ダウンロードデータ(解説系 ver.7.01、簡易版数値系 ver.7.00)、職業情報提供サイト(job tag)、2026年10月4日取得
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和7年、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- International Labour Organization, Generative AI and Jobs: A Refined Global Index of Occupational Exposure (ILO Working Paper 140, Gmyrek et al.)(ILO Working Paper 140, May 2025, Annex Table A1)、CC BY 4.0、2026年10月4日取得
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ(IPD_DL_description_7_01.xlsx)ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ(IPD_DL_numeric_7_00.xlsx)ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工して作成
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を加工して作成
出典:文部科学省「令和7年度学校基本調査」を加工して作成
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」を加工して作成
出典:総務省「日本標準職業分類(平成21年12月告示)」
2026年10月4日更新
