ガラス食器製造になるには
別名: 鏡銀引き工, ガラスカッティング工, ガラス彫刻工, ガラス熱加工工, ガラス熱処理工, ガラス研磨設備オペレーター, ガラス成形設備オペレーター, ガラス繊維製造設備オペレーター, ガラス熱加工設備オペレーター, ガラス熱処理設備オペレーター
毎日の生活で使われるコップや皿などガラス製の食器を成形する。
仕事内容
ガラスには一般的なソーダ石灰ガラス、高級グラスなどに使われるクリスタルガラス(鉛ガラス)、耐熱ガラスと呼ばれるほうけい酸ガラスがあり、それぞれ異なる原料が使われる。
まず、ガラスの原料であるけい砂やソーダ灰などを混ぜ合わせ、溶融炉の中で高温で溶かす。水あめのようになった高温のガラスから必要な量を取り出し、コップや皿などを成形する。成形には、手作りで行う方法と機械で自動的に大量生産する方法がある。
手作りの場合、溶けたガラスをポンテ竿や吹き竿と呼ばれる金属製の棒で巻き取る。図面に合わせ、温度の高いわずかな時間内に、特殊なコテやはさみを使って目的の形にしたり、金属性の型の中に息を吹きこんだり、プレスしたりして成形する。
機械の場合は、回転する機械の円周上に取り付けられた金型に、溶けたガラスが自動的に入る仕組みになっているので、食器に合わせて金型の取付けや交換をし、機械を操作して圧縮空気を吹きこんだりプレスしたりして食器を成形する。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
ポンテ竿、吹き竿、コテ、はさみ、ガラス溶融炉、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
見習として作業しながら技能と知識を身につけていくのが一般的である。工程が自動化されている場合でも数年かかるが、手作りの場合では職人的な要素が強いため一人前になるには更に多くの経験年数が必要とされている。中途採用もみられる。
ガラスの性質を理解すること、特に手作りの場合には器具の特性を知ることが必要である。一方自動化されている場合には、機械の基礎的な知識も重要である。目的の形を作り上げるために、手先の器用さやセンスが求められる。チームワークを保ちながらの作業が多いので協調性も必要となる。
手作りの場合、数百グラムから数キログラムものガラスを巻き取るため、体力が必要である。
この仕事で働く人は、高卒の人が多いと答えています。 job tag がそれぞれの職業で働く人に行った調査(複数回答)によるものです。働く人の実感を示すもので、それぞれの学歴の人の割合ではありません。
給与 · 求人の状況 · AIとこの職業
- 平均年収:¥4,675,800 民間企業だけ(常用労働者10人以上の事業所)の数値です。公立学校の教員や警察官などの公務員は含まれません。
- 月の所定内給与(残業代と賞与を除く):中央値は¥269,900で、中間の半数の人は月¥222,700〜¥331,600です。
- 賃金構造基本統計調査の職種「窯業・土石製品製造従事者」の数値です
- ハローワークの有効求人倍率は1.70倍です(2025年)。 将来の予測ではなく、いまの求人の状況を示す数値です。ハローワークに登録された求人と求職者だけを数えたもので、大卒や専門職の採用の多くはハローワークを通りません。
- 国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
労働条件の特徴
一般的に自動化された工場では24時間連続運転を行っているため、3交替制で夜間勤務もあり、手作りの工場では昼間のみの勤務であることが多い。
ガラス溶融炉の能力以上にはガラスを溶融できないため、1日あたりの生産量は決まっており、残業は少ない。
手作りの場合は立ったり座ったりするが、自動化されている場合は立ったままの作業がほとんどである。高温のガラスを扱うため作業場所の温度は高くなる。
合成樹脂や金属などの他素材との競合や、輸入品の増加などが仕事に影響しており、自動生産による安価な商品と手作りの高級品や特産品への分化が進んでいる。
関連する職業
よくある質問
ガラス食器製造になるにはどうすればいいですか?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
日本でのガラス食器製造の収入はどのくらいですか?
民間企業での平均年収は、賞与を含めて¥4,675,800です(厚生労働省)。 この数値は、いくつかの職業を含む賃金構造基本統計調査の職種「窯業・土石製品製造従事者」のものです。
ガラス食器製造になるには学位が必要ですか?
通常は必要ありません。この職業が属する国勢調査の職業分類で大卒以上の人は15%にとどまります。
AIによってガラス食器製造の仕事は変わりますか?
国際労働機関(ILO)の世界推計によると、生成AIがこの仕事でできることは比較的少ないとされています。
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和7年、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 総務省統計局「令和2年国勢調査」抽出詳細集計、政府標準利用規約(第2.0版)、2026年10月4日取得
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)職業情報データベース ダウンロードデータ(解説系 ver.7.01、簡易版数値系 ver.7.00)、職業情報提供サイト(job tag)、2026年10月4日取得
- International Labour Organization, Generative AI and Jobs: A Refined Global Index of Occupational Exposure (ILO Working Paper 140, Gmyrek et al.)(ILO Working Paper 140, May 2025, Annex Table A1)、CC BY 4.0、2026年10月4日取得
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ(IPD_DL_description_7_01.xlsx)ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ(IPD_DL_numeric_7_00.xlsx)ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月4日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工して作成
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を加工して作成
出典:文部科学省「令和7年度学校基本調査」を加工して作成
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」を加工して作成
出典:総務省「日本標準職業分類(平成21年12月告示)」
2026年10月4日更新
